長いこと、ごぶさたしておりました。
半年ぶりのオッサンのストリート日記となりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
オッサンのくせに、いつまでも若いつもりでいる私でありますが、最近、どうしたものか、月日のたつのが、やたらと早く感じるようになりました。
この半年間のうちに、巷でも、いろんなことが起こって話題となっていますね。驚いたのが相撲界の野球賭博事件、まさに「なんじゃそりゃ」と言いたくなるような出来事でした。それから、サッカーのワールドカップでは優勝候補と目されていたチームが脱落したりと、挙げていったら限がない。
このようなニュースに比べようもなく、オッサンの身の回りで起きた珍事は、バカ話に毛の生えたような、くだらない内容であります。
「それなら何故、おまえはそのようなくだらない話を書くのだ」
との、お叱りや、ご質問を受けそうでありますが、この点についてだけは、何卒ご容赦をお願いします。
何故なら、この質問はオッサンにとって、「おまえは、何故、生きているのだ」と、尋ねられているのと同じでありまして、「わかりません」とした答えようがないからであります。
久しぶりのオッサン日記のためか、つい前置きが長くなってしまいましたが、性懲りもなく、オッサン自身の回りで起こった珍事をこれからまた、記していこうと思います。
オッサンが頻繁に警官の職務質問を受けるということは、いまさら言うまでもないことであるが、実は、ついこの前にもありました。
むろん、市民としての義務でもあろうから、聞かれることには、丁寧に答え、せいぜい十分程で終わるのが常なのでありますが、今回の場合は、そんなに簡単にはゆかなかったのであります。
そのときの警察官とのやりとり内容を、これから語り始めようと思います。
オッサンも、いい年をした大人であるから、言葉づかいも丁寧に対応するが、正直に言って内心では不愉快であり、めんどうくさい。 早く終わらせろと、少なからず憤りを抑えての受け答えとなるから、表情やら態度にも多少は出ていることでしょう。まして、この時の職務質問では、持ち物検査に加えてサイフの中身まで見せろと言うのである。
このとき、オッサンは思わず、「どうしてですか?」と疑問をぶつけたのであります。
警官が言うには、最近では麻薬だとか覚醒剤だとかの事件が増加しているため一応確認しておくのだと言うのです。
たしかに、オッサンもニュースで聞いたことがあったし、もちろんそんな物には無関係の人間なので、「それなら、どうぞ」と警官へと手渡しました。
そんな検査なら三十秒もすれば終わるだろうと思いながら待っていると、これがなかなか終わらない。何をしているのかと、そちらの方へ目をやると、あの青いタスポのカードを持って、その写真とオッサンの顔を見比べているのであります。
これを見て、オッサンは(しまったっ!)と思った。このタスポはタバコをやめた友人からもらったものだったのであります。
当然のごとく、カードに貼られた写真とオッサンの顔は、まったく別人なのであるから、警官が不振を抱くのも仕方がない。
さて、これからが大変で、カードを差し出して、「これは?なんでしょうか」と言う警察官を相手に、ああでもない、こうでもないと説明をし、あげく、タスポをもらった友人にも電話をし、電話に出てくれない友人を憎みながら、冷や汗を流し、再び説明を繰り返し、気の遠くなるような長い時間を費やして、やっと開放された最悪の職務質問でありました。